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(株)国際マイクロ写真工業社 営業部
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マイクロフィルムって何?

マイクロフィルム画像
シャープペンの芯  &  マイクロフィルムの画像
(拡大鏡で投影)

マイクロフィルムの

デジタル化サービス

紙プリント

保存用品(包材)

キャビネット

劣化調査用品


断面図 形態
(設備 ・コスト)
種類 撮影方法 複製 復元と
ハードコピー
保存 保存区分
及び期間
COM


もともとMF (Micro Film)(ミクロ フィルム)と書く。
黒化銀のこまかい黒粒子
のフィルムであり、高い解像力と鮮明度を有します。

●歴史:
比較的古く、ものの本によると1839年J.P.Dancer という英国の科学者が20インチの文章を1/8インチのイメージに縮小し、これを100倍の顕微鏡で覗いたといわれる。
ついで R.Dagronというフランス人が、マイクロフィルムのPATENTをとり、1870年の普仏戦争で、通信文の情報を超縮小化写真にして伝書鳩の尾羽にとりつけ、情報の伝達が行われたとして歴史的記録に残されています。

●実用化:
その後、1920年代には、銀行小切手記録、1928年には連続撮影用カメラ(今日の輪転カメラの大元)が開発された。1930年にアメリカ図書館は保管とスペースセービングの為のマイクロフィルム化を始めた。

マイクロフィルムは紙などの記録、書類・帳簿・文書・図面等の膨大な量の情報を縮小し作成された写真情報で、縮小された情報を再び拡大参照・出力するなど活用・保存することのできる高い鮮明度と解像力を有する媒体です。

●世界基準:
そして世界で広く 文書 として法的な証拠能力を有し、ISO規格化され、情報の縮小性永年保存性、安全の為の分散管理の為の媒体、システム環境に左右されないで判読可能(レンズ)な媒体として、相当なスタンスの需要に供給されております。

●将来:
1995年ごろ、マイクロフィルムの画像を直接、自動的にスキャンさせて デジタル化するアメリカ製のマシーン(SRI−50)が日本で大量に販売され出しました。 そのマシーンの影響で眠りがちであった日本国内のマイクロフィルムの画像情報のデジタル変換が盛んとなる。

21世紀、前世紀末から様々なデジタル情報化が急速に進み、そのデジタルデータ自体が数10年後の活用の保証がなく、保存対策が混迷する事態が起こりつつある。 保存すべき情報は、マイクロフィルムをバックアップ用の保存(期待寿命500〜800年)の媒体として管理し、 そしてそれをデジタルデータに変換するなりして(昨今の流行はCD−RやDVD)最新の活用媒体で使用する。 という理想的な情報の保存と活用の体制(ハイブリッドシステム)が、先進諸国で見直され、デジタル情報の保存のリスク回避策として実施されている。欧米諸国ではマイクロフィルムのニーズが起こっている。


●経済的 :
  現在記録管理の分野において地球上で最も安価、経済的に (アナログによる) 情報を
  長期に保存できる媒体、と言われ、特に記録保存の分野において使用されつづけている。

  長期保存 (100〜500年) を実現するには 温湿度の環境整備 と正確な現像処理
  (現像・定着・水洗・乾燥処理) が必要。




1.マイクロフィルムの断面図(物理的構造)

高解像力マイクロフィルム断面図
保護層 取り扱い中の擦り傷、引っ掻き傷、圧力・接着を防ぐ。
感光乳剤層 感光主体となるハロゲン化銀結晶を均一に支持体上に塗布した層。
ハレーション防止層 感光乳剤層と支持体との境界面で入射光が反射して画像がボケる現象を防止する。
下引層 感光乳剤層を支持体上に強固に接着するための層。
支持体 平面性が高く気泡やひずみのない帯電しにくいもので、セルロースエステルフィルムベース
・ポリエステルフィルムベースがある。
裏引層 マイクロフィッシュ等のシート状フィルムに採用し、ハレーション防止とフィルムのカーリング防止を果たす。



2.マイクロフィルムの形態 (設備とコスト)

ロール状

35mmロールフィルム

 35mm幅ロールフィルム

 30.5m(100ft)
コ ス ト は ?
●マイクロフィルムの中では一番広い面積であるため、その分高鮮明に複写できる永年保存としての用途が多い。

●特に、原物に近いリアルな複製物を要求される古文献又は拡大して鮮明な複写が要求される新聞図面が主な被写体である。(一コマ ・ A0サイズまで撮影可能)

16mmロールフィルム

 16mm幅ロールフィルム

 30.5m(100ft)/66m(215ft)
コ ス ト は ?
●ファイリングの用途として台帳伝票帳票類のマイクロ化で多く利用されている。

●オリジナルは保存用としてロールフィルムをケースに入れて管理。

●複製フィルムは活用フィルムとして下記カートリッジに装填してCARシステムの運用が好評である。  (一コマ ・ A1サイズまで撮影可能)



カートリッジ式

カートリッジ式
コ ス ト は ?  16mm幅ロールフィルムをカセットに装着
 (自動コマ検索可)

上段: ANSIマガジン(エクタメイトマガジンともいう)が一般的
下段: 3M方式

自動コマ検索が可能で安価
なため、契約書や小切手や伝票・台帳類等で一番利用頻度が高いフィルム形態である

0.5/65.5mロールフィルムをカートリッジに収容し利用。
16mm幅のフィルムが用いられる。
(一コマ ・ A1サイズまで撮影可能)(半自動撮影器の輪転撮影は一コマ ・ A3両面まで可能)



マイクロフィッシュ


マイクロフィッシュ


カード状のフィルムにマイクロ画像を碁盤目状に配置。
一般に30コマ、60コマ、48コマ、98コマ、244コマ、270コマなどがある。
コ ス ト は ?
マイクロフィッシュは、105×148m/mのシート状のフィルムに数十コマの被写体写しこむもので、アメリカでは、多く使用されている複製や配布が簡便かつ低コストでできる。
被写体としては、特許プログラム情報・学術文献や学籍簿・役所の台帳・研究書類民間企業の報告書や契約書・レポート類が被写体として非常に多い。   (一フレーム ・ 最大A2サイズまで撮影可能)



アパーチュアカード


アパーチュアカード


ロールフィルムを1コマないし数コマに切断しカードに貼り付けたもの。
コ ス ト は ?
多く図面ファイリングに利用されている。35m/mのロールフィルムを(但し撮影のときフィルム間のピッチは通常の2m/mから6m/mに設定しなければならない)カードにマウントする。カード自体にテキストを書込んだりパンチで情報を入れこむことが多い。
近年ではこのアパチュアカードからのCD−RやMOへの変換しての活用がさかんである。



フィルムジャケット(ジャケットフィルムともいう)


フィルムジャケット


フィルムロールからカットされたストリップを透明なジャケットに入れて利用。
コ ス ト は ?
16m/mロ−ルフィルムをカットして袋状のジャケットに入れたものをフィルムジャケット又はジャケットという。フイッシュと用途はほとんど変わらないがほとんど変わらないが袋ごと(行ごと)の詰め替え等、情報の消去や交換ができる。





3.マイクロフィルムの大まかな種類

用途 一般撮影用(高コントラスト用) 連続階調用 COM用 色彩情報用
種類 高解像力マイクロフィルム X線用マイクロフィルム COMフィルム カラーマイクロフィルム
中感度マイクロフィルム
高感度マイクロフィルム



4.マイクロフィルムの撮影方法

ロールフィルムの撮影方法

シンプレックス
(標準撮影法)
16m/m
35m/m
輪転
平床
デュープレックス
(表裏同時撮影法)
16m/m
輪転式
のみ
デュオ
(往復撮影法)
16m/m
輪転
のみ



1コマの寸法(フレームサイズ)

形態 種類 フルサイズ ハーフサイズ
ロールフィルム 16mm 15×21 15×10.5
35mm 32×45 32×22.5


形態 種類 ハーフサイズ/コマ フルサイズ/コマ
文書用マイクロフィッシュ 60モード 16.50×11.75 16.50×23.50
98モード
12.50×10.00
12.50×20.00


5.マイクロフィルムの複製


オリジナルフィルムは永年は保存用として管理し複製フィルムを活用として使用することが通例である。
活用用のリーダーやリーダープリンターにフィルムをかけてまわすと少なからずフィルムにキズが入る恐れが無いとは限らないため又、紛失の恐れや分散しての安全管理も考えた上で複製を少なくとも一部、予算的に可能であれば二部以上制作されることをお薦めいたします。

用途
オリジナルフィルム(保存フィルム)情報の活用・配布用
マイクロフィルムの形態変更
主な複製フィルムの種類 コ ス ト は ?

・銀塩フィルムによる複製

・ジアゾフィルムマイクロフィルムによる複製

■ 35mmロールフィルムから16mmロールフィルム作製サービス

フィルムにカウンターの入っていない35mmロールフィルムからフィルムにカウンターの入った16mmロールフィルムを作成いたします
35mmマイクロフィルムからカーシステムに対応したロールフィルムを作成いたします

当社独自の技術で高品質に作成いたします。



6.マイクロ写真の復元とハードコピー


情報をマイクロフィルム化した後、ペーパーに復元し、復刻をつくる貴重な資料を閲覧に供するとき等に多く事例がある。
又、書類をマイクロ化しペーパーにコピーし、マイクロを保存用ペーパーをテキストに入力用に使用する用途も
増加してきております。

出力形態
復元用拡大装置 マイクロフィルムリーダー(画面投影で参照)
マイクロフィルムリーダープリンタ(PPC紙へプリントアウト)
手現像・ロール自動現像機で引伸(CPC等・印画紙へ焼き付け)


7.マイクロフィルムの保存
※参考文献コーナーマイクロフィルム保存の手引きに更に詳しく説明があります。

重要な文書記録や図面資料等各種情報の保存の為のマイクロ化が増大するにつれ、
マイクロフィルムをできるだけ長く保存することが要求されてくる。

そのため処理済みマイクロフィルムの保存に影響を与える重要な要因として
空気中の相対湿度及び温度条件火災、水害、光、かび、バクテリア、種々の化学物質との接触
その他物理的損害
等が考えられる。


8.保存区分及び期間


中期記録保存

マイクロフィルムを10年以上保存できるように定められた状態で保存すること。

最適記録保存

永年記録保存フィルム(永年に記録の保存に適したマイクロフィルム)
または長期記録保存フィルム(100〜500年の保存に適したマイクロフィルム)を、
最適な状態で保存すること。
保存区分 フィルムの呼称 保存期間 用途
中期保存 中期保存フィルム 10年以上 一般文書・商業帳簿等のフィルムによる保存
最適保存 永年保存フィルム 永年 文化的価値・歴史的価値を有する記録等のフィルムによる保存


保存のための環境条件

湿度及び温度条件

セルロースエステルベースでは相対湿度15%以上〜60%以下ポリエステルベースでは相対湿度30%以上〜40%以下で最高温度が20℃を超えない環境下で保存する事が望ましい。

空気中の不純物に対する保存条件

マイクロフィルムは、ほこり・ガス状不純物(亜硫酸ガス、硫化水素オゾン、酸化窒素、アンモニア、その他過酸化物や空気中に浮遊している酸性有害物質など)の少ないところで保存する事が望ましい。

耐火記録保存(分散管理)

マイクロフィルムは火災や水害などの災害から保護するため、耐火・耐熱・防水等の設備が整った環境に保存し、なおかつ同時に複製フィルムを作り、分散保存をすると万全に近い対策となる。



9.COM

COMとは


コンピュータが創り出したデータ(ビット信号)を人間が読むことのできる文字や数字に変換し、それを電子的・工学的にマイクロフィルムなどの記録材料に記録する方法をコンピュータ・アウトプット・マイクロフィルミング(Computer Output Microfilming)といい、そのデータを記録するフィルムをコンピュータ・アウトプット・マイクロフィルム(Computer Output Microfilm)といいいます。
コンピュータで処理されるデータの増大に伴い、これらのデータをいかに速く文字や図形に変換し、アウトプットするかという問題に対し、この要求を満たす目的からコンピュータのデータを超高速で文字や図形に変換し、連続的に記録する機能を備えたCOMが開発されました。

世紀末になり、コンピュータ内のデータ、テキストデータ・数値データ・画像データなどのアーカイバル保存としてのバックアップということを目的に作られたマシーンが欧米諸国で多く販売される。
2001年 日本国内にTIFFデータをマイクロフィルムにレーザー光線で書きこむ機器が欧米より多々導入される。


COMの種類

用途別分類

キャラクタCOM(ビジネスCOM)

データ入力方式の分類

オンラインCOM
オフラインCOM

COMシステムの特徴

高速度記録性 ラインプリンタの処理速度の3〜10倍の出力が可能。
コンピュータの有効利用が可能 ラインプリンタのコンピュータ占有時間を短縮することが可能。
保管スペースの節減 データをCOM用マイクロフィッシュにすることで大幅な縮小が可能。
検索の高能率化 マイクロフィルムの多機能検索により容易に短時間で様々な検索が可能。
コストが安価である COM費用はラインプリンタ費用のおよそ1/10以下。
処理労力の軽減 フィルムを扱うことにより作業の簡素化が図れる。
輸送が容易かつ経済的 情報量が同じである時のペーパーとフィルムの質量を比較すると、
フィルムにされているもののほうがはるかに少量である。
法的証拠能力 COMフィルムは他の磁気ファイルと比較し、可視情報であり紙文書同様、
一定要件のもとで法的証拠性を持つことができる。